タバコのヤニ 原状回復について
本日は、原状回復の現場立ち合いに行ってきました。
現地に到着するとオーナー様もいらっしゃり、同席していただきました。
ご入居期間は約1年と6ヶ月程だったのですが、ご入居者様がかなりのヘビースモーカーだったようで、
ご入居前に張替えた洋間6畳の寝室、天井・壁クロスがヤニでかなり黄色くなっておりました。
ご挨拶の後に借主様より先に「お支払いします。」との申し出がありました。
オーナー様もその場でご承認、特に問題なく立ち合いは完了致しました。
他の部屋についてはキレイに使っていただいており、貸主様からも
「お部屋を借りてくれてありがとう」と別れの際に借主様へ思いを伝えられておりました。
原状回復の中でタバコのヤニについては、最近借主様よりご相談を受けることが多いのです。
国土交通省住宅局 原状回復をめぐるトラブルとガイドラインに記載されている内容は、
●タバコ等のヤニ・臭い
(考え方)喫煙等によりクロス等がヤニで変色したり臭いが付着している場合は、通常の使用による汚損を超えるものと判断される場合が多いと考えられる。
なお、賃貸物件での喫煙等が禁じられている場合は、用法違反にあたるものと考えられる。
とあります。
最近は禁煙を記載している賃貸借契約書も増えてまいりました。
(バルコニーでの受動喫煙も問題になっているようです。)
契約書に「禁煙」と記載されているかどうかは確認されておいたほうが良いかと思われます。
(物件内でのポイ捨てやエレベータ内での咥えタバコはNG)
一概に決めつける事はできませんが、契約書は必ず御確認いただくのと、入居前のお部屋内部の写真を
撮影しておいた方がトラブル防止につながると思います。